2.フリーランスとなる為の条件

企業の社員として働いている者から見ると、
フリーランスへと転身する事は、非常に魅力的に見える。
・給与面
 所得金額の増加。年収差から言うと3倍となる事も。
・人間関係
 「フリー」と言われる様に、直接的な上司・同僚はおらず、人間関係にトラブルが少ない。
・仕事の内容
 会社からあてがわれた仕事ではなく、納得の行く自分で選んだ仕事を受け持つ事が出来る。

主な要素としてはこの様な所だろうか。

では、厚待遇なフリーランスとなる為に、必要な条件7つを以下に述べる。

(1)配偶者や周囲の協力・支援が得られる事
 フリーランスになると言う事は、「独立」すると言う事であり、
 当然メリットもあるがデメリットもある。
 特に社員として従事している場合には、
 安定した状況からリスクの高い道を選ぶことに対して否定的な意見を言われる事は多い。
 周囲の意見(特に配偶者の意見)を無視して強行した場合は、
 後の不和を招いた場合仕事どころでは無くなるので、きちんと理解してもらう必要がある。

(2)複数の業務をこなせる事
 複数の案件をこなせるかと言う事だけではなく、
 社員として仕事をしていた際には意識していなかった、
 経理業務・庶務・リスク管理・身体管理等を通常業務の合間にこなさなければならない。

(3)クライアントの要件に対し、柔軟対応が出来る事
 プロフェッショナルとして実現方法の提示を行った際、
 クライアントの意見と異なるケースも想定される。
 その際、各々の案についてメリット・デメリットを整理・提示した上で
 自分の意見が否定された場合であっても、
 クライアントの意見に対応できる柔軟さが求められる。
 がんとして自分の意見を譲らなかった場合、プロジェクトの進捗は滞る事だろう。

(4)自分の責任において職務を全うさせる事
 プロジェクトに参画し、その請け負った職務(多くはスケジュール)を遵守すべく、
 様々な労力を駆使する覚悟、また万一の納期遅延時に責任を負う事が必要となる。

(5)独立後に生じる金銭的リスクに耐えうる事
 フリーランスは、独立した瞬間に金銭的リスクが生じる。
 サラリーマンを退職後速やかにフリーランスとして案件に着手する事が出来たとしても、
 支払いサイト(売り掛け)の期間が存在するからである。
 その間は無収入であり、最低でもその間を凌ぐだけの貯蓄等が無い場合には、
 フリーランスへの転身を志すべきではない。
 また、開業後の営業努力いかんによっては、仕事の無い「空白の期間」も存在してしまう。

(6)リスクの察知、回避する力に長けているか
 IT業界におけるフリーランスの多くは、
 1次受け・2次受け・3次受けの会社へ営業する事となるが、
 その分、作業料のマージンが取られるだけではなく、
 作業料の支払い自体に「支払われないリスク」が伴う事になる。
 それらを察知し回避する手段を講じる努力を怠らない事が必要となる。

(7)技術職からサービス職への脱却が可能か
 今まで「技術職」としてスキルを積み、自負してきたはずだが、
 それを一路転身し「サービス業」と割り切る事が必要になる。
 細かな顧客の要望を調査・整理・確認し、開発への道筋を付け、
 時には顧客への啓蒙・教育も担当する事が求められている。

どの顧客に対しても言える事は「顧客の期待に応える」と言う事である。
期待の内容や厚みは顧客により様々であるが、
最低限上記内容程度は押さえ、どれを求められているのか、
自問自答しつつ職務を全うしたい。

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